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パブコメ「バイオマス持続可能性ワーキンググループ第三次中間整理(案)」★一般公開中

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「バイオマス持続可能性ワーキンググループ第三次中間整理(案)」についてパブリックコメントが行われます(2023年5月25日~6月23日)。

中間整理案

2021年10月22日に閣議決定された「第6次エネルギー基本計画」において、バイオマス発電は次の様に位置づけられており、2050年カーボンニュートラル実現に向けて、今後の更なる導入拡大が期待されています。

バイオマス発電は、災害時のレジリエンスの向上、地域産業の活性化を通じた経済・雇用への波及効果が大きいなど、地域分散型、地産地消型のエネルギー源として多様な価値を有するエネルギー源である。

一方で、バイオマスは、原料生産から消費までのライフサイクルにおいて、様々な環境・社会的影響を考慮する必要が指摘されています。EU等においても持続可能性に配
慮したバイオマス燃料を識別するための基準が策定されてきました。

こうした状況を踏まえて、2019年度に「バイオマス持続可能性ワーキング」が設置され、「食料競合」「ライフサイクルGHG」「第三者認証スキームの追加」等について検討されてきました。

本中間整理案は、2022年度において、新規燃料候補に食料競合の懸念がないことの確認やライフサイクルGHGの確認方法等について、7回の検討を重ねた見解について取りまとめたものとなります。

第三次中間整理では、新たに以下の点について明らかにされました。

  • 新規燃料(候補)のうち非可食かつ副産物であることが確認されたものは、既存燃料の農産物の収穫に伴って生じるバイオマスに求めるものと同じ持続可能性基準を要求すること
  • 農産物の収穫に伴って生じるバイオマス(輸入)、輸入木質バイオマス、国内木質バイオマスのライフサイクル GHG 確認手段(各燃料区分別のライフサイクル GHG の整備方針)
  • 農産物の収穫に伴って生じるバイオマス(輸入)、輸入木質バイオマス、国内木質バイオマスのライフサイクル GHG 既定値
  • 2022 年度以降の認定案件におけるライフサイクル GHG に係る実施事項
  • 引き続き、FIT/FIP 制度が求める持続可能性及びライフサイクル GHG 排出基準等について検討を継続していく

 

スケジュール

【パブリックコメント】2023年5月25日~6月23日

出典

○e-GOV > 総合資源エネルギー調査会省エネルギー・新エネルギー分科会新エネルギー小委員会バイオマス持続可能性ワーキンググループ第三次中間整理(案)に対する意見募集について

○バイオマス持続可能性ワーキンググループ

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