このコラムでは、品質部門が、“成果に結びつく本質的な役割を果たす” ために、部門や個人がどう使命・役割を果たしていかなければいけないかをシリーズでお届けしていきます。(14回シリーズ) はじめに このところ、毎年のように世間を騒がす「品質不正」が続き、減るどころか増える気配さえ感じられる。 このような状況に対して、国内のみならずに海外の主要メディアまでが “長い間世界中で手本となってきたJapan Qualityにいったい何が起こっているのか” という特集を組む等して「made in Japan」ブランドに対して不信感をあらわにしている。 このような状況に、日本品質管理学会(The Japanese Society for Quality Control:以下JSQCと略す)[1]は、品質不正の未然防止に関する10編の論文を、JSQC学会誌「品質」に掲載した。 また、JSQC内に「品質不正防止」のテクニカルレポート[2]発行活動が始まり、筆者は双方の活動に絡んだことによって各企業が弁護士等に依頼した「第三者委員会報告書」等の多くの関係書類を確認する中で、日本を代表するような企業で起きて
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